出版社内容情報
拾い読みしていくだけで実に面白い。読んでいくうちに、これとそっくりの事件が最近摘発されて新聞に出ていたなと思う。そのうち、前から怪しいと思っていたあの広告は、これと同じじゃないか、なんていうことに気がつく。手口の類似性については、作者もとっくに気がついていて、「すべての手口は、古くからある詐欺の新しい形に過ぎない」と断じている。考えてみると、私も小さな詐欺に出会ったことが何度かあるが、この本でみると、それはみな昔からありふれた古典的な手口のヴァリエーションにひっかかったものだ。若いときは、世の中にそんなにも沢山の人を欺す人がいるとは思わないから、つい欺されてしまう。若いときにこの本に出会っておきたかった。
--立花隆氏 (「週刊文春」より)
【目次】
著者等紹介
シファキス,カール[シファキス,カール] [Sifakis,Carl]
UPI通信社会部記者を経て、ノンフィクション作家活動へ
鶴田文[ツルタアヤ]
上智大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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