出版社内容情報
わたしたちの消費は「正しい」のだろうか
金銭と時間の投資、心身の過剰な労働、性的消費との葛藤…、わたしたちと「推している」対象のあいだにはさまざまな問題が浮かびあがってくる。しかし、その活動に喜びが見出されることは間違いない。喜びと苦しさとが入り混じるその実践をすくい取りながら、「推し活」社会の現在地を描きだす。「推し活」論の決定版!
エンターテインメントをめぐるモヤモヤを考えるための補助線となる書。
内容説明
わたしたちの消費は「正しい」のだろうか。金銭と時間の投資、心身の過剰な労働、性的消費との葛藤…、わたしたちと「推している」対象のあいだにはさまざまな問題が浮かびあがってくる。しかし、その活動に喜びが見出されることは間違いない。喜びと苦しさとが入り混じるその実践をすくい取りながら、「推し活」社会の現在地を描きだす。「推し活」論の決定版!エンターテインメントをめぐるモヤモヤを考えるための補助線となる書。
目次
1 「推し活」社会と私たち(「推し活」社会の現在地;推し活と労働;オタク消費を考える)
2 アイドルたちがみせるもの(アイドルたちは何を開示しているのか?;多様化する男性アイドル―若手俳優・ボーイズグループ・王子たち;ジャニーズ問題と私たち―性加害とファン文化の不幸な関係)
3 オタク文化とフェミニズム(“スペクタクル”な社会を生きる女性たちの両義性;娯楽と恥辱とルッキズム;自由と抑圧のはざまで「かわいさ」を身にまとう―「男の娘」を考える;のがれること・つくること・つながること)
著者等紹介
田中東子[タナカトウコ]
1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(政治学)。現在、東京大学大学院情報学環教授。専門は、メディア文化論、第三波以降のフェミニズム、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
msykst
ankowakoshian11
綿
かい
-
- 和書
- 闇祓