ハヤカワ演劇文庫<br> マキノノゾミ〈1〉東京原子核クラブ

個数:
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ演劇文庫
マキノノゾミ〈1〉東京原子核クラブ

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月23日 22時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151400162
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和初期。風変わりな住人ばかりが集う東京・本郷の下宿屋「平和館」で、理化学研究所の若き原子物理学者・友田晋一郎はしょげていた。またしても論文が海外のライバルに先を越されたのだ。そんな折、見合い相手を訪ねて平和館に現れた海軍中尉・狩野は、理研の研究で未曾有の新型爆弾を作れることに気づき…実在の科学者をモデルに、夢と現実の間でゆれる若者たちの青春を闊達に描く傑作群像コメディ。読売文学賞受賞。

著者等紹介

マキノノゾミ[マキノノゾミ]
劇作家・演出家。劇団M.O.P.主宰。1959年、静岡県生まれ。同志社大学文学部卒業後の84年、劇団M.O.P.を旗揚げ。『青猫物語』『KANOKO』などで人気を博す。自劇団以外の舞台も数多く手がけ、94年、与謝野晶子の青春時代を描いた『MOTHER』(芸術選奨文部大臣新人賞、京都市芸術新人賞)で一躍脚光を浴びる。人間のブライト・サイドに焦点をあてた作劇で多くのファンを獲得し、とりわけ近代日本の文化人をモチーフにした良質な喜劇に定評がある。寺田寅彦一家をモデルにした97年の『フユヒコ』で読売演劇大賞、同年の『東京原子核クラブ』で読売文学賞をそれぞれ受賞。他にも00年『高き彼物』で鶴屋南北戯曲賞、01年『黒いハンカチーフ』『赤シャツ』で紀伊國屋演劇賞個人賞など、受賞歴多数。演出家としても知られ、00年の『怒涛』(森本薫作)では読売演劇大賞を受賞した。02年のNHK連続テレビ小説『まんてん』の脚本を手がけるなど、テレビドラマの脚本家としても活躍。日本劇作家協会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つぶつぶ

3
マルノウチリーディングスタイルのバースデイ文庫。私や子供達の誕生日は欠品で、姪っ子の誕生日9月29日のこの本を購入。ハヤカワ演劇文庫。全然知らない分野だけど、読みやすくとても面白かった。原子力が人類の夢だった時代。「人間の大脳皮質が発達を続ける限り、自然法則の探究をとめることはふかのうだからです。」2016/04/05

2
面白かったのになんでこんなにレビュー少ないんだ…。緩急が緩やかに加速に向かっていく舞台脚本の教科書みたいな本。戦争中にあった青春をこんなに爽やかに描けるのなかなか無いと思う。恐ろしいほどの惨劇が戦争の真実なので、嫌われるのはわからなくもないけど。でも戦争も震災も病気も人生の全てではないということを思い出させてくれるから、こういうポジティブな話は好き。2021/03/15

のほほんなかえるさん

2
演劇的な仕掛け、人物の書き分け、言葉の書き分け、全体のまとめ方、実に見事だ。作品を楽しんで作っている印象を持った。本作は、たとえるなら井上ひさしと宮本研を足して2で割った感じだろうか。とにかく、これだけのものが書ける劇作家がまだ生きているのだ。まだまだ日本は大丈夫だと思った。2011/05/24

ミュンヘン

2
ノーベル賞物理学者朝永振一郎氏の若き日を戯曲化。戦前の貧しいなか理想を追って必死で生きる若者たちを群像劇で描きつつ、原子爆弾の投下によって浮き彫りとなる、「科学者の業」をも描いている。「広島に原子爆弾が落ちた時には、正直、驚きました。心底負けたと感じました。……でも、片方では、そのニュースに興奮もしとったんです。人間がついに原子核エネルギーを解放したというその事実に、興奮せずにはおられなんだ自分というのもおったわけです。」「人間の大脳皮質が発達を続ける限り、自然法則の探究を止めることは不可能だからです。」2009/08/23

nightowl

1
朝永振一郎の戦間期から戦後まで東京下宿住まい時代をモデルに書かれた作品。井上ひさし程反戦主張が明確では無いけれど、行間から伝えられるものの強さは同じくらい熱い。特に前半、連続テレビドラマのシナリオ風なのでもう少し削った方が全体的に引き締まったのでは。初演は大御所のライブ公演で有名な東京国際フォーラム...!現在の作者の妻キムラ緑子や癖の強い小市民の役が目立つ小市慢太郎などが出演。2022/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/40009
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品