暴力とアディクション―VIOLENCE & ADDICTION

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776177
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0011

出版社内容情報

理論と臨床から考える「援助」論
臨床の現場にたち、第一線で活躍しつづけている著者。時代の移り変わりや社会のできごとを経ていくなかで、「家族」や「こころ」が静かにしかし確かに変化していくさまを見つづけてきた。依存症、ヤングケアラー、アダルト・チルドレン、DV、母と娘、そして精神医療の現在……。変わりゆくように見える「家族」や「こころ」に手を伸ばすとき、どのようなあたらしい生存戦略がありうるのか。医療とは異なる「援助」は可能なのか。第一人者による思索と実践の記録。

内容説明

臨床の現場に立ち続ける著者による思索と実践の記録。

目次

聴く、見つめる、手を伸ばす(訪れる痛みと与える痛み;なかったかのように;ギャンブル障害と家族の支援 ほか)
家族とは何か(「生存戦略」としての依存症;自分自身が抱える問題で精いっぱいの親たち;丸山豊『月白の道』―オロオロ歩きながらトラウマについて考える ほか)
“援助”という思想(グローバル化する精神医療―辺境から眺める;精神医療からの逃走;突然頭痛に襲われた―『チチカット・フォーリーズ』について ほか)

著者等紹介

信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士、原宿カウンセリングセンター顧問、公益社団法人日本公認心理師協会会長。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。駒木野病院勤務、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、1995年原宿カウンセリングセンターを設立。アルコール依存症、摂食障害、ひきこもりに悩む人やその家族、ドメスティック・バイオレンス、児童虐待、性暴力、各種ハラスメントの加害者・被害者へのカウンセリングを行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ネギっ子gen

49
【辺境ゆえの自由と多様性が保障されているので、私はアディクションに飽きることはなかった】医療とは異なる「援助」は可能なのか。臨床の現場に立ち続けてきたカウンセラーによる、思索と実践の最新記録。<援助の世界はスキルや方法論が求められがちである。もちろんそのような要請に沿って仕事をすることもあるが、どうにも性に合わない。暴力の問題も、加害・被害という二分法を振りかざすことへの深い抵抗がいまだに残っている。はっきりと分けて言い切ることへの不安が付きまとうのは、それが自己完結的な世界につながる気がする>からと。⇒2024/10/14

すーぱーじゅげむ

14
昔は夫が妻を殴るのはよくあることで、暴力とは考えられていなかった。夫の機嫌をとるのは妻の役割なので、そういうことが起こった場合、悪いのは妻のほうだった。現在のDV加害者も、相手が自分の考えとは違うことを言ってきたので正義を執行しただけだ、むしろ自分は被害者だと思っているらしいです。トラウマは消せないのに生き延びなければならなくて、摂食障害や自傷、アルコール等、命を削る系のアディクション(依存症)にハマる人生は、つらいなと思いました。2025/03/25

Kooheysan

7
アディクションの問題系と暴力の定義と援助の問題。それぞれの論文が重く、一気には読めません。信田さんの作品は一見読みやすいですが、思索をそのまま言語にしているようなところがあり、いきなり?が襲ってくることもあります(いきなり「植民地化」とか)。しかしながら、同じ話題が出てきて別の方向から説明されるとよくわかることがあり、それがおもしろかったりします。そういうわけで、個人的に今回の読書は『加害者は変われるか』『共依存』『家族と国家は共謀する』の理解を助けてくれました。付箋も山盛り。おすすめです。2024/03/25

6
精神医療が貪欲に医療化を拡大してきたのと、今ジェンダー(特に性自認主義)の医療化が急速に進み「治療」が乱用されていることは、実は同じ経済システムの問題なんじゃないかと思った。「健康」という言葉を盾に保険適用を拡大させて利益を得る精神科医と、本来非医療モデルの援助が必要な子どもたちに直ちに性転換医療を推奨する医師が重なって見えた。2024/08/04

冬峰

5
なかなか頭に入らない章が多かったのは、いつもと違って、それだけ専門的な話をしていたからだろう。最後の方、『精神医療からの逃走』は自分のセンターの立ち位置や運営の軸などを語る。とにかく強すぎる精神科医に対抗する形にならざるをえない、というところに苦労をしのばれた。精神病院時代のことを思い出すパートでは、自らの恥ずかしい記憶に頭痛まで起きる。イベントの出し物で組になった患者が、終わると無表情になったのを見て、ものすごく恥ずかしいことをしたのではないかと思うくだりは、先生にもそんな頃があったのかと少し戸惑う。2025/03/03

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