女性ジャズミュージシャンの社会学―音楽性・女性性・周縁化

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女性ジャズミュージシャンの社会学―音楽性・女性性・周縁化

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791775439
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0036

出版社内容情報

ジャズミュージシャンのジェンダー分析
フランスのジャズ界での長期にわたるエスノグラフィー調査によって、女性ミュージシャンの置かれた状況を構造的に紐解いていく。歌手という「女の仕事」と、器楽奏者という「男の仕事」に携わる女性たちは、それぞれどのような困難に直面しているのか。ジャズ界だけでなく、他のアート業界にも当てはまるような分析的視座を提供する、アート・職業・ジェンダーが切り結ぶ社会学。

内容説明

声や歌という「女性らしい」音楽的役割へと疎外される女性ジャズシンガーたち。圧倒的な「男社会」の中でマイノリティとして「ガラスの天井」にぶつかる女性器楽奏者たち。「才能の神話」はどのようにしてジェンダー不平等を覆い隠すのか?芸術世界におけるジェンダー平等の議論に一石を投じ、フランスで大きな評判を呼んだ、労働・芸術・ジェンダーが切り結ぶ社会学。

目次

階層的であり飽和したプロの世界
第1部 女性ジャズシンガー、かぎりなく「女性的」な職業(ボーカルジャズ、商業ジャズ、ジェンダー化されたジャズ;限りなく「男性的」な世界で、限りなく「女性的」であること;声は楽器ではない;抗い難い「女の」誘惑;アマチュアボーカルジャムセッション―虚しき性の逸脱?)
第2部 「凄い女ら」という呪縛(非常に「恵まれた」若い女たち;辿り着けない安定した仕事のネットワーク;男の世界にいる女性たち―両立しえないものの両立?;公的な領域で「女らしさ」を管理する―蔑視、中立、性的な魅力)
結論

著者等紹介

ビュスカート,マリー[ビュスカート,マリー] [Buscatto,Marie]
パンテオン・ソルボンヌ大学(パリ第1大学)社会学教授。専門分野は労働・芸術・ジェンダーの社会学であり、質的調査の専門家でもある。フランス、アメリカ、日本の音楽・芸術業界における女性アーティストをめぐる状況についてフィールドワークを重ねてきた。現在は、芸術界への女性の参入や労働環境、また芸術界におけるジェンダーに基づく暴力(GBV)をジェンダー論の視点から研究している

中條千晴[チュウジョウチハル]
1985年生まれ。東京外国語大学国際日本学部特任講師。リヨン大学トランステキスト・トランスカルチュラル・スタディーズ研究所博士号取得。専門はメディア文化論、フェミニズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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manabukimoto

2
朝日新聞の書評欄で見かけての一気読み。 限りなく「男性的」な世界、ジャズ界。なぜ女性の進出が阻まれるのか、の考察。 フレンチジャズの世界における女性奏者の割合は8%(アメリカは20%)。女性ボーカルはまだ多いが、あくまでもバンドの添え物。「本物の」ジャズ(複雑で創造的でオリジナル)と「商業的な」ジャズに分け、女性を後者に、周縁に追いやる。 飽和したジャズ奏者、女性の才能は「天賦」の才で、男性性に順応するか、凄い女(やつ)だけが居られる場所。 大変、面白く読む。そして、社会学の射程の広さを改めて実感する。2023/05/21

林克也

1
フランスでは、女性がジャズを職業とすることがこんなにも大変なのか。フランスが特に顕著なわけではないかもしれないけれど。なんか、ジャズ界、損してるよね。つまり、そのことはジャズを聴く人たちの”損”ということなんだと思う。2023/06/19

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