モーツァルトの至高性―音楽に架かるバタイユの思想

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モーツァルトの至高性―音楽に架かるバタイユの思想

  • 酒井 健【著】
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  • 青土社(2022/11発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791775170
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0010

出版社内容情報

芸術の深奥をみつめて
それまでの音楽の枠組みを軽やかに超えて傑作を生みだした音楽家。生の核心や宗教やエロスの根源をとらえようと思索しつづけた稀代の思想家。この二つのまなざしが交じわったとき、芸術とはいったい何か、という問いがあらたな相貌をもって立ち現れてくる。変質、供犠、なにでもないもの、内奥性、そしてパロディ――。神秘のヴェールに隠された、私たちをひきつけてやまない魅力の正体をあきらかにする。斬新なモーツァルト論にして、かつてない芸術論。

内容説明

それまでの音楽の枠組みを軽やかに超えて傑作を生みだした音楽家。生の核心や宗教やエロスの根源をとらえようと思索しつづけた稀代の思想家。この二つのまなざしが交じわったとき、芸術とはいったい何か、という問いがあらたな相貌をもって立ち現れてくる。変質、供犠、なにでもないもの、内奥性、そしてパロディ―。神秘のヴェールに隠された私たちをひきつけてやまない魅力の正体をあきらかにする。斬新なモーツァルト論にして、かつてない芸術論。

目次

序章 バタイユからモーツァルトに橋を架ける
第1章 個人的体験から
第2章 パロディを愛するモーツァルト
第3章 オペラ『ドン・ジョヴァンニ』とバタイユ
第4章 『魔笛』の夢
終章 Take it easy!

著者等紹介

酒井健[サカイタケシ]
1954年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業後、同大学大学院へ進学。パリ大学でジョルジュ・バタイユ論により博士号取得。現在、法政大学文学部教授。2000年に『ゴシックとは何か』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

98
バタイユ研究者である著者は、十代の頃からモーツァルトに親しまれ、多くの譜例・書簡・文献を引用して展開されるモーツァルト論は極めて説得力がある。長調の哀愁を通じて「ていねいに生きる」ことを教えられた著者が、モーツァルトの本質に「至高性」を見出したのも納得する。一方、モーツァルトの至高性を説明するのにバタイユを経由する必要があるかどうかを、私には論じる能力はない。私にとってバタイユは「死とエロティシズム」という三島由紀夫的な理解に留まっていたし、また、未完の遺作「至高性」を未読の中で軽々に評するのは控えたい。2023/09/02

ジョンノレン

42
バタイユ研究者である著者のモーツァルトに対する素朴で真摯な愛情が発露となり、専門のバタイユのみならずニーチェはたまたキェルケゴールまで敷衍して、その魅力の根幹に肉薄せんとする。映画アマデウス引用もありモーツァルト好きにとっては堪らなく楽しめる内容。ヴィトーの絵画との符合、同時に二重の時間を生きているかの如き振る舞い、生と死の二つの時間のコラージュ的交錯、いきなりの反転、バタイユの捉え難い「存在するもの」との符合等、諸相に光を当てる。幻想曲、ピアノ協奏曲からドン・ジョヴァンニ、取り分け魔笛について詳述。2023/10/01

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