出版社内容情報
忘れられた女性たちの足跡をたどって
小さな島国に足を踏み入れた人類学者が見つけたのは、1700年代に活躍していた女性船長の記録だった。他にももっと海に出ていた女性がいたのではないかと現地の人に尋ねると多くの人は「いない」と答える。手漕ぎボートの時代から現代まで、丁寧に史料をひもとき、話を聞き、海に出ていた女性たちの声をすくいあげる。
ジェンダー平等先進国であり、漁業が盛んなアイスランドのもうひとつの姿を描き出す、こころ揺さぶるエスノグラフィー。
内容説明
小さな島国に足を踏み入れた人類学者が見つけたのは、1700年代に活躍していた女性船長の記録だった。他にももっと海に出ていた女性がいたのではないかと現地の人に尋ねると多くの人は「いない」と答える…。手漕ぎボートの時代から現代まで、丁寧に史料をひもとき、話を聞き、海に出ていた女性たちの声をすくいあげる。ジェンダー平等先進国であり、漁業が盛んなアイスランドのもうひとつの姿を描き出す、こころ揺さぶるエスノグラフィー。
目次
第1章 瀬戸際で生き延びる―隠された歴史
第2章 血の中にあるもの―海の知識を受け継ぐ
第3章 なぜ海の女たちがいなくなり、老婆とトロルと売春婦が増えたのか
第4章 忍耐―なぜ女性たちは今も海に行くのか
第5章 海の呼び声―それに応える海の女たちの仕事
第6章 生きかたのバランス―船という社会
第7章 金を払って星を見る―新たな生き残り策
著者等紹介
ウィルソン,マーガレット[ウィルソン,マーガレット] [Willson,Margaret]
ワシントン大学、人類学科・スカンディナヴィア学科兼任准教授。近年は小さなコミュニティ、ジェンダーを主軸として北極圏や北欧の調査を行っている
向井和美[ムカイカズミ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
ゆうか
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まよ
ポルポ・ウィズ・バナナ