内容説明
恋愛や結婚、仕事や家族、生きる悩みなど、老若男女、いつの時代も悩みは尽きない。「中絶した経験と向き合えず」や「別れた息子と孫を会わせたい」ほか、100のままならない悩みにタカハシさんが向き合った!小説、論壇で活躍する著者の珠玉の回答、待望の文庫化!
目次
1 恋をしたことがありません
2 夫のすべてに悪寒が走る
3 家族って何ですか
4 ブサイクって言わないで!
5 占いが気になります
6 やる気がないけど、どうしよう
7 あめをもらってもいいですか
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家。81年「さようなら、ギャングたち」でデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞。『さよならクリストファー・ロビン』(新潮社)で第48回谷崎潤一郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
39
しんみりするのもありますが、親が子離れできていないだけって印象の相談ごとも多かった。本人はよかれと思ってのことでも、余計なお節介以外の何ものでもなく。たとえ心配でも信じて見守っていくことの大切さをあらためて痛感しました。自分が安心したいだけの自己満足で相手を苦しめないよう気をつけたいなぁと。2023/07/20
たまきら
33
毎日新聞の人生相談から抜粋されたものです。毎回この人が回答するときを楽しみにしているんですが、こうやってまとめて読むと鮮烈ですねえ。この人の言葉はまっすぐで、彼の人生が透けて見える。間違いも後悔もすべてひっくるめてそこにある。その姿勢が好きです。愛に満ちた回答が好き。笑ってしまうところも好き。長い長い相談のお手紙を読む気持ち、その返事を短くまとめないといけない気持ち。人生ってほんと色々なんだなあ…。2024/02/25
ツキノ
14
2023年1月発行。図書館の利用者さん返却本。単行本は読んでいるので文庫版あとがき、「サンデー毎日」でのインタビュー(「もう一人の自分が、自分を肯定しないといけません」)伊藤比呂美さんへの相談(解説にかえて)を読む。毎日新聞で続いている人生相談は毎回楽しみ。2023/12/12
グリーンクローバー☘
14
サラッと読めて人の悩みをコソッと見ている気がして面白かった!人対人の悩み事の多いこと…。家族でも他人だからほっておけ。人の心配する前に自分の心配しろが今の私にピッタリ!(笑) 2023/11/12
黒頭巾ちゃん
8
▼「今」から逃げる者は、「次」も逃げる▼自由だが、結果の責任は取らなければならない▼頑張っている時は視野が狭くなる▼迷惑かけてない他人の生き方人生にとやかく言わない▼大抵のことは努力をしても報われない▼2023/07/08