交わらないリズム―出会いとすれ違いの現象学

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交わらないリズム―出会いとすれ違いの現象学

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791773909
  • NDC分類 114.04
  • Cコード C0010

出版社内容情報

現象学者がケアの現場で聞いた人々の声と哲学の問いとの交差点――。
看取りに「だんだん」向かう患者の衰弱、無目的に存在が肯定される大阪・西成の子どもたちの居場所、芥川龍之介「藪の中」に描き出される身体の余白、「まだあったかい」母親の遺体に触れる3人の娘。長年、医療・福祉の現場で人の語りに耳を傾け続けてきた現象学者が人間のうつろいゆく生を素描する、鮮やかな生のポリリズム。

内容説明

グループ・居場所・孤独。長年、医療・福祉の現場で人の語りに耳を傾け続けてきた現象学者が人間のうつろいゆく生を素描する、鮮やかな生のポリリズム。

目次

第1部 ポリリズムとしての人間(中井久夫と生活のポリリズム;木村敏と音楽―対人のポリリズム;居場所とリズムのゆるみ)
第2部 身体の余白と出会いのタイミング(ポリリズムを生む身体の余白―芥川龍之介「藪の中」;リズムが組みかわるタイミングについて―ある精神科病棟でのバンド・セッション;変化の触媒としての支援者)
第3部 メロディーについて(『うたのはじまり』;歌によって人とつながる―ルソー、メロディーとしての人間;独りになるための歌―ジャン・ジュネ)
第4部 ポリリズムの哲学(現象学をベルクソン化する―現象学的な質的研究(PQR)の方法
カオスからリズムが生まれる―マルディネとリズムの存在論)

著者等紹介

村上靖彦[ムラカミヤスヒコ]
1970年生まれ。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は現象学的な質的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mc6ρ助

14
著者が主張であるリズム、ポリリズムが全く理解出来ないが、面白く読ませて貰ったという稀有な体験!?『社会的に恵まれた人は(その人がもつネットワークに乗って)自由に移動し、比較的自立して居場所を求めやすいだろう。そして複数の居場所を使い分けることも・・。しかし困難を抱えた人は孤立しやすく、居場所を一つ見つけることも容易ではない。困難を抱えた人にとっては、地域において生活を支え合うネットワークがあって初めてそのなかに安全な居場所が生まれる。(p84)』濡れ落ち葉にもなれぬこ世の多くの高齢男性は困難を抱えた人?2021/11/10

ゆるこ

3
特に大興奮だったのは第5章。去年の今頃、職場の上司に頼んで、事務仕事時間中に「音楽教室」を開く許可をもらった。あれから一年、どんどん変わっていく子どもたちと自分自身を必死で追いかけるように追いかけられるように、手探りでレッスンを続けているのだけど、自分が何をやってるのか、言葉が欲しかったんだ。最近、「あなたは自分が救われるために児童養護施設に就職するんですね」といわれたことをよく思い出す。 https://www.gakuenzaka-press.com/yuriko-1 救われるってなんだろうって。2021/09/25

ねじおさん

1
おもしろすぎてたくさんの付箋を貼った。読み終わってもこの本は終わらない。わたしに新たな概念、リズムを生んでくれた。今後わたしは、見るものからいろんなリズムを読んでいくんだろうなと思う。入院している時に読んだからこそ、切に迫ってくるものもあり、またわたしの病的な部分を理論化してくれたものもあった。まずは座標を探そうと思った。探すものではなく、築くものかもしれないけれど。2022/08/17

ソニックゆうすけ

1
すらすらは読めたものの内容が哲学的で難しい為、殆ど理解できず読了。著者のリズムと交われませんでした。ただ、ジャン・ジュネ、芥川の藪の中、梶井基次郎の冬の蠅、萩原朔太郎の猫町、それぞれ読んでみたい、再読したいと思えたのは収穫です。2021/09/24

Go Extreme

1
リズムとしての生 ポリリズムとしての人間 居場所とリズムのゆるみ 身体の余白と出会いのタイミング ポリリズムを生む身体の余白―芥川龍之介「藪の中」 リズムが組みかわるタイミングについて―ある精神科病棟でのバンド・セッション 変化の触媒としての支援者 メロディーについて うたのはじまり 歌によって人とつながる―ルソー、メロディーとしての人間 独りになるための歌―ジャン・ジュネ ポリリズムの哲学 現象学をベルクソン化する―現象学的な質的研究の方法 カオスからリズムが生まれる―マルディネとリズムの存在論2021/07/19

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