出版社内容情報
青へと至る手紙。詩と絵のマリアージュ。
パステルをペンに持ちかえて、画家がつむいだことばの数々。日々の美しい一瞬、幼き日へのノスタルジア、亡き友への哀悼――。遊び心あふれることばと、可憐な絵でおくる意匠を凝らした青い贈り物。
内容説明
絵をえがくように、いちまいの紙に言葉をつむぐ。言葉をつむぐように、いちまいの紙に絵をえがく。書肆ユリイカの装画を手掛けた画家が絵のような詩と、詩のような絵でおくる心を込めた青い贈り物。
目次
いちまいの紙に手で字をかく
春よ
茶の道
少女には
画家ピロスマニ
たあれ
神保町の『モナリザ』
どうしょう
ショパンのポロネーズ
モーツァルトよ永遠に〔ほか〕
著者等紹介
渡辺藤一[ワタナベトウイチ]
1937年栃木県生まれ。パステル画家。『パステルアーツ』主宰者。日本画雅号「光風」(母)の影響もあり10歳より油絵を始める。54年毎日新聞社主催「全日本学生油絵コンクール展」特選候補賞授賞。「新制作協会展」入選。55年都立戸山高校在学中に書肆ユリイカに出入りし、社主・伊達得夫の薫陶を受ける。57年武蔵野美術大学油絵科中退。59年詩画集『いつかの砂漠の物語』(書肆ユリイカ)刊行。ユリイカより出された詩集や雑誌の表紙装画で活躍。82年作品集『リラの饗宴』、『ミモザの微笑』(サンリオ)でサンリオ美術賞受賞。15年第21回「パステルアーツ展」(表参道Gallery Concept 21)を主宰プロデュースする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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