出版社内容情報
多世界理論への誘い
物理学は1927年以来危機に瀕している。量子力学には明らかにおかしな点があるが、それを無視され続けてきた。そのおかしな点を解決するため、著者は大胆かつ理知的に多世界理論で宇宙を見ることを提唱する。世界で最も有名な理論物理学者の一人である著者が、20世紀の物理学の歴史を書き直す。
内容説明
量子力学には明らかにおかしな点があるが、それは無視され続けてきた。それを解決するため、著者は多世界理論を提唱する。その理論では宇宙には複数の「私」がいるということを受け入れなければならない。私たちは今、宇宙を理解するための新しい入り口に立っている。
目次
怖がらないで
第1部 幽霊のように不気味な(何が起こっているのか―量子の世界をのぞく;勇気がある定式化―緊縮量子力学;誰がどうしてこんなことを考える?―量子力学はいかにして生まれたか ほか)
第2部 分裂(宇宙を分裂させる―デコヒーレンスとパラレルワールド;秩序とランダム性―確率はどこから来るか;この存在論的コミットメントは私を太っ腹に見せるか?―量子の謎についてのソクラテス式問答法 ほか)
第3部 時空(なぜ空間があるのか―創発と局所性;振動の世界―場の量子論;空っぽの空間で息をする―量子力学の枠内に重力を見つける ほか)
すべては量子
補遺 仮想粒子の物語
著者等紹介
キャロル,ショーン[キャロル,ショーン] [Carroll,Sean]
理論物理学者。カリフォルニア工科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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