出版社内容情報
時代の熱、淡々とした歌声、変動する社会--。もうひとつのジャズの時代を歩く。
黒人差別の時代、虐殺され木に吊るされた黒人を歌った「奇妙な果実」。あまりに暗い影を落とすこの歌に惹かれた著者は、渡米し、グリニッジ・ヴィレッジを歩き、クラブの跡地を訪れ、当時のことを知るあらゆる人物と会い、多くの話を聞きにゆく――。華々しくも悲劇的なビリー・ホリデイの生涯と、悲しくも熱いジャズの時代を追いかけて、「奇妙な果実」の舞台裏にせまる、魂をゆさぶるノンフィクション。
内容説明
黒人差別の時代、虐殺され木に吊るされた黒人を歌った「奇妙な果実」。あまりに暗い影を落とすこの歌に惹かれた著者は、渡米し、グリニッジ・ヴィレッジを歩き、伝説のクラブの跡地を訪れ、当時のことを知る人びとと会い、多くの話を聞きにゆく―。華々しくも悲劇的なビリー・ホリデイの生涯と、悲しくも熱いジャズの時代を追いかける、魂をゆさぶるノンフィクション。
目次
第1章 カフェ・ソサエティ誕生―「奇妙な果実」が歌われたクラブ(一九三八年、初秋;カフェ・ソサエティという実験クラブ ほか)
第2章 キャバレー・カード―麻薬とジャズ(自伝刊行後のインタビュー;ひどい間違い ほか)
第3章 スウィミングプール・コミュニスト―赤狩りの時代(映画『ニューオリンズ』;ハリウッド・テン ほか)
第4章 ベイカーズ・ダズン―虹の部族とベイヤード・ラスティン(ベイカーズ・ダズン;黒いビーナス ほか)
著者等紹介
生野象子[イクノショウコ]
東京生まれ。ニューヨーク市立大学卒。現在は日本在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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どんぐり
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takao