出版社内容情報
愛と生命の寓意
一輪の薔薇に封印されたイメージが、個人を時代を、そして洋の東西を超えて人類に共有される。愛と生命の寓意・象徴として咲き誇る薔薇の花園で紡がれた、全く意想外の精神史。芸術選奨文部大臣賞受賞。
内容説明
一輪の薔薇に封印されたイメージが、個人を、時代を、そして洋の東西を越えて人類に共有される―。愛と生命の寓意・象徴として咲き誇る薔薇の花園で紡がれた、全く意想外の精神史。若桑イコノロジーの画期的出発点。芸術選奨文部大臣賞受賞。
目次
薔薇の聖母
薔薇を喰べた驢馬
レオナルドの庭園
薔薇園にて
美しき女庭師
花の道
菊と蓮
グロテスクの系譜一―周辺の豊饒
グロテスクの系譜二―笑う牛
グロテスクの系譜三―花となった人間
花と髑髏―静物画のシンボリズム
刻印された“詩”
石の花―反古典主義的空間の根源
花の復権―ウィリアム・モリスのパターン・デザイン
生きている花―残らない芸術のために
著者等紹介
若桑みどり[ワカクワミドリ]
1935‐2007年。専門は、西洋美術史、表象文化史、ジェンダー文化論。主な著書:『寓意と象徴の女性像』(サントリー学芸賞)、『薔薇のイコノロジー』(芸術選奨文部大臣賞)、『クアトロ・ラガッツィ』(大佛次郎賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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