出版社内容情報
近代は終わった?ーーだが、それは無にはならない。
「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、
オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。
【第Ⅰ部】夏目漱石、坂口安吾、丸谷才一、司馬遼太郎、三島由紀夫、太平記、大田垣蓮月、折口信夫、舞城王太郎
【第Ⅱ部】磯崎新、山崎正和、大江健三郎、高畑勲、蓮實重彦
【第Ⅲ部】閻連科、伊格言、甘耀明、魯迅、山本七平、岸田秀、沼田真佑、橋本治、奥泉光、中沢新一、宇野常寛、渡部直己、佐藤優、アーレント、ウエルベック、ロラン・バルト……
著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。
内容説明
「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。
目次
はじめに―近代をテストする
第1部 縦に読む(漱石におけるアポリア―夢・妹・子供;文学史における安吾;文明と失踪―丸谷才一の両面性 ほか)
第2部 横に読む(建築の視霊者―磯崎新『建築の解体』論;日本を転位する眼―山崎正和論;分身の力―大江健三郎論 ほか)
第3部 点で読む(ミシェル・ウエルベック『地図と領土』;ミシェル・ウエルベック『服従』;沼田真佑『影裏』 ほか)
著者等紹介
福嶋亮大[フクシマリョウタ]
1981年、京都市生まれ。文芸評論家。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学文学部准教授。2014年に『復興文化論』(青土社)でサントリー学芸賞、2017年に『厄介な遺産』(青土社)でやまなし文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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