百年の批評―近代をいかに相続するか

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百年の批評―近代をいかに相続するか

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791771677
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

近代は終わった?ーーだが、それは無にはならない。
「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、
オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。
【第Ⅰ部】夏目漱石、坂口安吾、丸谷才一、司馬遼太郎、三島由紀夫、太平記、大田垣蓮月、折口信夫、舞城王太郎
【第Ⅱ部】磯崎新、山崎正和、大江健三郎、高畑勲、蓮實重彦
【第Ⅲ部】閻連科、伊格言、甘耀明、魯迅、山本七平、岸田秀、沼田真佑、橋本治、奥泉光、中沢新一、宇野常寛、渡部直己、佐藤優、アーレント、ウエルベック、ロラン・バルト……
著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。

内容説明

「日本は近代のテスターである」というテーゼを掲げて、オリジナルな平成文学論から、鋭角的な少国民世代論・物語論までを一挙展開。著者10年の仕事を精選し、百年の日本を展望する「近代の相続」論。

目次

はじめに―近代をテストする
第1部 縦に読む(漱石におけるアポリア―夢・妹・子供;文学史における安吾;文明と失踪―丸谷才一の両面性 ほか)
第2部 横に読む(建築の視霊者―磯崎新『建築の解体』論;日本を転位する眼―山崎正和論;分身の力―大江健三郎論 ほか)
第3部 点で読む(ミシェル・ウエルベック『地図と領土』;ミシェル・ウエルベック『服従』;沼田真佑『影裏』 ほか)

著者等紹介

福嶋亮大[フクシマリョウタ]
1981年、京都市生まれ。文芸評論家。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学文学部准教授。2014年に『復興文化論』(青土社)でサントリー学芸賞、2017年に『厄介な遺産』(青土社)でやまなし文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しゅん

13
漱石・安吾・折口から村上・舞城、さらに岡田利規に村田沙耶香まで。一つの流れを持つ文芸批評集として構成され、磯崎新・高畑勲・大江健三郎・山崎正和・蓮實重彦の1930年生まれの各ジャンルの作家に一つの重点をおく。しかし、一番大きいと思ったのは司馬竜太郎を「国民作家」として批評したこと。そのポピュラリティに比して、司馬が文芸史の流れに位置づける作業は確かにあまりされていないと思った。『太平記』の位置づけなどが、中国文学研究と照らされて描かれるのも面白い。ただ、どこか断片的に終始している印象も残る。2022/11/08

hasegawa noboru

6
「語り方の問題」に自覚的であった大江健三郎を引き継ぐのが村上春樹だと位置づける。〈戦後日本の中流階層に根ざした村上春樹の〉〈健全なナラティヴの姿勢と意志〉。ところが、冷戦の終りと長い不況、情報化に直面した平成の小説家たちはそうはいかない。〈語るべき内容がないだけではなく、語ろうとする姿勢すら保ちづらくなってい〉ったというロスジェネ世代の作家たち。それに先行する九〇年代以降の女性小説家たちは人間以外の異種を語り手にして小説のナラティヴを再編成しようとした。新世代作家たちの文学史的位置づけが鮮やかだった。2019/06/05

takao

2
ふむ2025/01/24

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