出版社内容情報
変革を嫌う左翼リベラル派へ!!「思考とは絶望する勇気である」
米国大統領選挙とポピュリズム、ギリシアのシリザ政権とEU離脱、膨れ上がる移民と排外主義、
LGBT+の社会運動とイデオロギー、宗教的原理主義と「テロの脅威」……
われわれを包囲する数多の問題に〈絶望〉し、根源的変革の種を蒔く!唯一無二の哲学者による最新の世界時評。
スラヴォイ・ジジェク[スラヴォイジジェク]
著・文・その他
中山徹[ナカヤマトオル]
翻訳
鈴木英明[スズキヒデアキ]
翻訳
内容説明
「思考とは絶望する勇気である」ドナルド・トランプ対ヒラリー・クリントン、EU離脱「賛成」対「反対」、原理主義対ロシア…用意された選択肢のどちらか一方の側に立つのではなく、「どちらも悪い!」と言うこと。この先何をすべきか分からず途方に暮れること。われわれはそこから始めよう。変革が実際には起こりませんようにと願う左翼リベラル派へ。
目次
序論―『Vフォー・ヴァンデッタ パート2』
第1部 グローバル資本主義の浮き沈み(グローバル資本主義とその心地わるさ;シリザ、あるいは出来事の影;宗教とその心地よさ)
第2部 イデオロギーの影絵芝居(「テロリストの脅威」;性的なことは(非)政治的なこと
ポピュリズムの誘惑)
フィナーレ―多中心的世界におけるグローバル警察官の孤独
著者等紹介
ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ] [〓i〓ek,Slavoj]
1949年スロヴェニア生まれ。哲学者。リュブリアナ大学社会学・哲学研究所上級研究員。ラカン派精神分析学と共産主義を武器に、哲学や政治理論における新地平を切り拓き、文学や映画を縦横無尽に論じている
中山徹[ナカヤマトオル]
1968年茨城県生まれ。専門はイギリス文学。一橋大学大学院言語社会研究科教授
鈴木英明[スズキヒデアキ]
1962年栃木県生まれ。専門はイギリス文学。昭和薬科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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原玉幸子
またの名
肉欲棒太郎
えもももも
chiro
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