内容説明
38億年の生命の歴史を紐解く「生命誌」が選ぶ49冊。競争と不寛容の時代に必要な「叡智」が、ここにあります。
目次
第1章 いのち
第2章 せかい
第3章 こころ
著者等紹介
中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年生まれ。東京大学理学部化学科卒業、同大学院生物化学修了。理学博士。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。多様な生物に受け継がれている生命の歴史を読み取る「生命誌」を提唱、1993年にJT生命誌研究館を設立し、副館長に就任、2002年から館長。2007年に大阪文化賞、2013年にアカデミア賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
137
自然や動植物の営みを人間は忘れようとしている。中村桂子さんの勧める49冊の生命の灯。いのち、せかい、こころの3章の中で、この世界に広がる不思議を巡り、ヒトとは人間とはという問いが生じてくる。心を持つようになった。星の滅亡まで想像することもできる。地球には海があるからプレーが動くことも知った。しかし、意識もできない事象が数多ある。理解できたとして再現できないことは多い。すべてを支配する必要もないのだが。いろいろと考えさせられる。まだ知らない世界、知識、発見があり、読みたい本が増えた。蔵書は一冊しかなかった。2026/08/21
やいっち
28
生命誌研究者。初の書評の本? 何冊か読んだ本があるが、さすがに読み方が専門家。同氏の信念は、「人間は生きものであり、自然の一部である」。さらに、「「人間」をもっとよく知らなければなりません。技術も政治も急がずに、慎重に考えるところから始めて欲しいと思います」とも語る。書評もそうした認識のもとに書かれている: http://www.brh.co.jp/about/message/ 2018/10/16
とよぽん
22
中村桂子さんの書評文が素晴らしくて、紹介されている本のエッセンスが直球で届く。選書の幅も広く、知らなかったことや見過ごしてきたことを考える読書になった。読みたい本をメモしてみたら11冊。今年中に読めるかな?読もう。2019/05/24
きゅー
12
生命誌研究者の中村桂子氏が毎日新聞で連載していた書評を集めたもの。全体として「いのち」「せかい」「こころ」の3章に分かれており、内容的には自然科学系の本が多いようだ。紹介されている本はどれも硬派で、読むのはちょっとしんどそうなものばかり。しかしだからこそ、こうした書評によって内容を概覧することができ、気になった本をチェックできるというのは非常に助かる。また、普段読んでいるジャンルとも異なるため、新鮮に感じられた。2020/05/26
フリスビー
12
著者が丸谷才一さんから依頼された、毎日新聞の新しい書評欄をまとめたもの。サイエンス系から人文系まで幅広く、それでいて普遍的な物事を考えさせる本が選ばれていて、とても参考になりました。本当にタイトル通りの本で、看板に偽りなし。2019/02/13




