出版社内容情報
秦剛平[ハタゴウヘイ]
内容説明
現存する最古の聖書原版の一つ、本邦初訳。これまできちんと精査されてこなかった聖書の出発点を、長年の研究成果からヘブライ語テクストとの違いを明確にしつつ、ギリシア語原典に忠実に翻訳。古代キリスト教の豊穣な世界をあざやかによみがえらせる。聖書学、キリスト教・ユダヤ教研究だけでなくヘレニズム・ローマの文化や歴史を知るうえでも重要な書の歴史的刊行。
目次
前置き
神の裁きの日には
その日、七人の女は…
わが愛する者の葡萄園
イザヤの召命
シリア・エフライム戦争とアハズとイザヤの会合
イザヤ、息子を儲ける
平和の幻
不正な裁き
動物と人間が共存する新しい秩序について〔ほか〕
著者等紹介
秦剛平[ハタゴウヘイ]
多摩美術大学名誉教授。国際基督教大学卒、京都大学大学院、ドロプシー大学大学院(フルブライト、Ph.D)を卒業。ペンシルヴァニア大学大学院上級研究員、オックスフォード大学客員教授(1999‐2000年)、同大学客員研究員(2001年以降)、現在ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー終身会員、(ウォルフソン・コレッジ)フェロー終身会員、イェール大学大学院客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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