内容説明
もうひとつの昔話の世界へようこそ。決していい人たちばかりが登場するわけではない昔話。いじわるな継母やがめついじいさんが登場し、残酷な仕打ちやおそろしい報復がくりひろげられる。どうしてそうした人物や描写が現在までつたえられたのか。昔話の「裏側」にせまるスリリングな名著が三編を増補して待望の復刊。
目次
第1部 継子いじめ譚の発生(シンデレラ;日本のシンデレラ;おちくぼの君の物語;古代の家族と嫉妬譚;男の継子から女の継子へ)
第2部 英雄譚のゆくえ(古代の英雄;昔話の少年英雄;狡猾な英雄―俵薬師;笑われる英雄)
第3部 隣のじい譚のリアリティ(笠地蔵;福慈の神と筑波の神;蘇民将来;隣のじいの心;昔話と神話)
増補(ウサギの快楽;昔話は残酷か;おじいさんとおばあさんの謎)
著者等紹介
三浦佑之[ミウラスケユキ]
1946年、三重県美杉村(現・津市)生まれ。成城大学文芸学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。共立女子短期大学、千葉大学を経て、立正大学教授。古代文学・伝承文学を専攻する。『口語訳古事記』(文藝春秋)で第一回角川財団学芸賞、『古事記を読みなおす』(ちくま新書)で第一回古代歴史文化みやざき賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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