消費は誘惑する 遊廓・白米・変化朝顔―一八、一九世紀日本の消費の歴史社会学

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消費は誘惑する 遊廓・白米・変化朝顔―一八、一九世紀日本の消費の歴史社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791768905
  • NDC分類 365.021
  • Cコード C0030

出版社内容情報

近代日本と消費の関係を、独自の事例をもとに歴史的に俯瞰する稀有の書。消費。それは人びとを魅了し、さらに社会の変化を産み出しつづけてきた。消費はいつから人びとを魅了しそして私たちの生活のなかに広がったのだろうか。歴史社会学の立場から、江戸から明治にかけての遊郭という性的消費の市場、白米の主食化と消費の関係、変化朝顔に代表される園芸趣味の勃興といった独自の事例をとりあげながら、近代日本に出現した消費の本質にせまる。気鋭による斬新かつ鮮烈な消費をめぐる社会学。

内容説明

家制度、貨幣経済、食文化から恋愛、情報の流通まで、江戸時代から明治時代にかけてさまざまな分野で社会の改革は進んだ。その背後には「消費」という人びとの価値観も快楽のあり方をも変える大きな力が働いていたのだ。気鋭の社会学者の斬新かつ鮮裂な消費社会論。

目次

はじめに 一八、一九世紀の消費の歴史社会学(朝顔の流行;消費の技術;家の消費と私的な消費)
第1章 遊廓はなぜ興隆したのか?(貨幣経済の成長;家と貨幣;遊郭と遊び;消費の行方)
第2章 白米はなぜ好まれたのか?(都市の消費者;米の共同性;商品としての米;感覚の高度化)
第3章 変化朝顔はなぜ産まれたのか?(広告のいかがわしさ;植物と図像;都市のイメージ化;朝顔の予言)
おわりに 消費は何を変えたのか?(家の技術;産業機構の到来;家の代償)

著者等紹介

貞包英之[サダカネヒデユキ]
1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、山形大学准教授。専攻は社会学、消費社会論、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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恋愛爆弾

13
ごちゃごちゃしていて何がなんだかよくわからない文章だが、本当の意味で「歴史」が書かれた本を読みたいなら必読の本。とくに第二章終盤の大田南畝論は素晴らしい。江戸文学という「個人」の無限性の発露に「微細なちがいへのこだわり」という批評を導入しようとしたオルガナイザーとしての南畝が直面したのは、批評に先回る「各々」の「家」の有限性というアポリアだった。それは批評に無用な偏見を抱えながらも「言語化」を求めてしまう愚劣な現代のわれわれまで直結する問題であるはずだ。2024/12/08

金平糖

3
C+。2019/05/14

才谷

0
江戸時代、幕府のすすめる貨幣製造に伴い民衆に広まる貨幣経済。富裕なものもそうでないものも向かうは遊郭、そこで身についた奢侈な消費・豪華な飲食・先端文化、一般庶民にも還流するも銭がない。それなら手軽にできる園芸でも始めようと朝顔栽培、変化朝顔バブルの幕開け。2017/11/29

海戸 波斗

0
読み進められず。ごめんなさい。2016/01/23

kenitirokikuti

0
江戸は百万都市と言われるが、明治五年頃に60万人を割る。ただし明治20年には回復しそれ以上になる▲「消費」について。十九世紀半ばまで「奢靡の風」や「出金の多きこと」など悪徳であったが、のちに「消費」という言葉が中立的な経済分析の言葉として用いられてゆく2016/01/24

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