内容説明
抗い難い時代の転換期、南北朝の大乱のなか、自らの宿運・使命に、忠実に現実的に生き抜いた一人の女性、日野名子(~一三五八)の日記。最も現代的に切実な意味をもつ、女流日記文学の全文、全訳。丁寧な補説で、読者を日記の世界に誘う。
目次
上巻(春宮元服;元弘の乱、光厳天皇踐祚;富小路内裏遷幸、璽筥裏みかえ;日蝕の思い出;賀茂臨時祭 ほか)
下巻(実俊真魚始;日野邸火災;資名死去;天王寺詣; ほか)
著者等紹介
岩佐美代子[イワサミヨコ]
大正15年3月東京生まれ。昭和20年3月女子学習院高等科卒業。鶴見大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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