出版社内容情報
世界的芸術家・横尾忠則の、待望の最新エッセイ集!小説「ぶるうらんど」で泉鏡花文学賞を受賞し、現在、朝日新聞書評委員であるにもかかわらず、「本はあまり読んでこなかった」と語る横尾氏。感覚の世界を大切にしてきた画家の、言葉とのつかず離れずの関係。少年文学の記憶、三島由紀夫との交流、小説や映画の実践など、自伝も交えて語る。
内容説明
小説と画家宣言、少年文学の生と死、映画の手がかり…観念ではなく肉体や感覚の力を信じ続けてきた画家が、言葉の世界との間で揺れ動きながら、自伝的記憶も交えて思考を紡ぎ出す。
目次
宿命に気づく時
肉体が感得するもの
鍵の在処
観察の技法
波乱の始まり
想定外の連続
買書の心得
三島由紀夫の霊性
地獄と天国のジェットコースター
インドからの呼び声
小説と画家宣言
「ディオニソス」の饗宴
ラウシェンバーグの軽やかな芸術
滝のひらめき
運命を手なずける
映画の手がかり
少年文学の生と死
言葉を離れる
自分の中の革命
著者等紹介
横尾忠則[ヨコオタダノリ]
1936年、兵庫県西脇市生まれ。美術家。1972年にニューヨーク近代美術館で個展。その後も世界各国のビエンナーレで活躍する。1995年に毎日芸術賞、2001年に紫綬褒章受章、2008年に小説集『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、2011年に旭日小綬章受章、同年度朝日賞、2014年山名賞、2015年高松宮殿下記念世界文化賞受賞など、受賞・受章多数。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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