出版社内容情報
『四谷怪談』の舞台はスカイツリーだった!?隅田川、両国、亀戸、深川……怪談や伝説が生まれた”現場”から、関東大震災・東京大空襲の旧跡まで。著者のふるさと、墨東の地霊たちのささやきを聴き、知られざる歴史をあぶり出す、魂の冒険譚。
目次
怪談の聖地
江戸の道
頼朝と牛鬼
火の記憶
お稲荷様と河童の町
亀戸逍遙
色町の話
水と怨霊
東京っ子達
御竹蔵今昔
回向院・怪船
深川十万坪
著者等紹介
加門七海[カモンナナミ]
東京都墨田区生まれ。美術館学芸員を経て、1992年『人丸調伏令』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ポチ
32
墨田区、江東区を4年間かけてコツコツと散歩して集めた、江戸から明治にかけての怖いような懐かしいようなお話。明治の頃までは妖怪が跋扈していたんだなぁ、と思うと楽しくなります(^^)2016/04/28
たまきら
26
ギャラリーエフから。墨田区出身の著者の緻密な取材ににやり。自分は怪談はそれほど詳しくないんですが、やっぱり面白いなあ。スカイツリーの上から高層ビルたちを見ると、墓場みたいだなあ、と思ったことあります。2017/07/24
ぽろん
25
その土地、その土地に歴史あり。数々の時代物の舞台になった墨東。読んでいたら、自分の住んでいる所にも興味が湧いて来ました。今度、調べてみようかな。2016/04/06
おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず
24
再読。東京っ子達に出てくる、深沢七郎さんの「夢屋」の今川焼を食べたことがある。浅草の木馬館で開店披露、やけに甘かった。「話の特集」の後日談で砂糖の量を間違ったとか……2015/08/03
おひゃべりのナオ@【花飛】ヤオイは三月の異名にあらず
23
「もんじゃ」の話しがいい。駄菓子屋の片隅の鉄板を思いだした。少年少女の通過儀礼と考えれば、間違いなく霊場だ。各々の過去の自分たちが地縛霊となってた、駄菓子屋の三和土には佇んでいることだろう。2015/07/27