「ひきこもり」に何を見るか―グローバル化する世界と孤立する個人

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「ひきこもり」に何を見るか―グローバル化する世界と孤立する個人

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791768233
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0036

内容説明

いまや世界的な話題となっている「ひきこもり」。研究の前線に立つ日本とフランスの第一人者たちが、精神医学・社会学・人類学・哲学などの多様な領域から、ラディカルな考察と豊富な事例を通じて、現象の深層に光を当てる。今日の社会の問題点のみならず、この現象のポジティヴな可能性をも探る新たな挑戦。ひきこもり現象のなかに、今を生きるための鍵を探る。

目次

第1部 ひきこもりと今日の社会(同時代人としての「ひきこもり」;メンタルヘルス―自律条件下の社会関係と個人差;自律と自給自足―政治的・道徳的概念から個人の「社会病理」へ;フランスと日本の「ひきこもり」の心的構造;敷居の乗り越え―成年期への移行における障害と中断について;出ていくか留まるか―「ひきこもり」を理解するための四つの手がかり)
第2部 日仏のひきこもり事例を踏まえて(「ひきこもり」の多様な形態とその治療;青年の「ひきこもり」―ひとつの否定的選択として;ひきこもりの精神分析―幼少期のコンテイニング不全から生じる誇大なナルシシズムと受動的攻撃性;心理的かつ社会的な脱‐連接;発達障害者と「ひきこもり」当事者コミュニティの比較―文化人類学的視点から;学校恐怖症とその変化形―学校保健の現場から)

著者等紹介

鈴木國文[スズキクニフミ] [Vellut,Natacha]
1952年生まれ。名古屋大学大学院医学系研究科・リハビリテーション療法学専攻、教授。専門は精神医学、精神病理学

古橋忠晃[フルハシタダアキ] [Fansten,Ma¨ia]
1973年生まれ。医学博士。名古屋大学学生相談総合センター助教。専門は精神医学、精神病理学

ヴェルー,ナターシャ[ヴェルー,ナターシャ] [Figueiredo,Cristina]
臨床心理士。Cermes3、CNRS(医学、科学、保健、メンタルヘルス研究センター)に所属

ファンステン,マイア[ファンステン,マイア]
パリ・デカルト大学准教授。専門は精神医療の社会学

フィギュエイレド,クリスチーナ[フィギュエイレド,クリスチーナ]
パリ・デカルト大学准教授。専門は人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

32
精神医学・社会学・人類学・哲学の分野にわたるフランスと日本の研究者が、ひきこもりについて研究した本です。ひきこもりという概念が日本特有のものであることに、日本社会の歪みを考えざるを得ないと感じました。この本を読んで大切だと思ったのは、ひきこもりを個人的因子だけで分析するのではなく社会的因子ー社会のありようを考えなければならないという視点があったことです。ひきこもりはただ問題を見ていてもいけないと思います。そこから発せられる叫びからどのような社会が必要なのかを考えることが大切だと思いました。2018/01/17

PukaPuka

1
Yonda.2017/12/11

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