絵巻とマンダラで解く生命誌

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  • サイズ A5判/ページ数 186p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791767458
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0040

出版社内容情報

中村桂子による読者待望の書き下ろし最新作。自然を丸ごと見渡し、受け入れて体験的に理解する方法を実践してきた著者の代表的成果が本書のテーマ「生命誌絵巻」「新・生命誌絵巻」「生命誌マンダラ」の3つの図像表現である。その絵巻やマンダラでは、人間も自然の中に含まれ、自身を絵巻の中に置いて森羅万象、自然に包まれる体験をする。これまで講演や著作の中で少しずつエッセンスを語ってきたが、今回初めて本格的にまとめて紹介解説する。生命を絵解きすることが現代科学の限界をこえるヒントになる意欲作。

内容説明

生命の38億年を目で見て感じる3つの絵物語。たった一つの祖先から生れた生物多様性、動く地球と進化大爆発・大絶滅、生きものの本質にせまるゲノムの科学…。生命の驚異を複数の視点で描き出す「生命誌絵巻」「新・生命誌絵巻」「生命誌マンダラ」の表現世界へ、提唱者が招待する。

目次

第1章 生命誌絵巻―共通の祖先から生れた私たち(多様な生きものの中の共通性;絵巻で共通の祖先をさかのぼる;絵巻の中の生きものとしての人間;科学を美しく表現する)
第2章 新・生命誌絵巻―動く地球と生きもののドラマ(地球の動きの中で考える;くり返す氷河時代を生きる;大気の変化と真核細胞の誕生)
第3章 生命誌マンダラ―生きもの全体を貫く本質へ(生きものの階層性とそれを貫くゲノム;マンダラの思想と生命誌;「生命誌マンダラ」とエピゲノム)

著者等紹介

中村桂子[ナカムラケイコ]
1936年生まれ。東京大学理学部化学科卒業、同大学院生物化学修了。理学博士。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。1993年にJT生命誌研究館を設立し、副館長に就任。2002年から同研究館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ざまたかこ

0
生きものの歴史やつながり、科学を表現することの意味、自分の命が今ここにあること、いろいろ思いを馳せながら読みました。これも繰り返し読みたい本です。2017/04/11

林克也

0
地球に生命が誕生してから38億年、いま 生命が“ある”ということの不思議。想像すらできない。そもそも、生命って、何なのだろう?2016/12/14

でろり~ん

0
ありゃま。ここに登録している人も少ないし、つい最近手に入れたこの本も第1刷。ん~、残念。人気ないのかなあ。この地球に、今生きて在ることの不思議さに迫ろうとする著者の言葉は珠玉なものだと思うのですが。絵巻もマンダラもカラー図版がイイのでした。万言を超えた世界観ですね。付録のセリフ一覧、ユーモラスではありますが、なんでこれを入れたのか。ま、本編のカラー図版では字が小さすぎて読めないから。思い切って図版ごと大きな付録にして欲しかったです。著者の宇宙観、みたいなものも読んでみたいですね。DNAも星々もスパイラル。2019/10/29

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