内容説明
音楽家が線量計を持ちあるく世の中なんて間違っている。でも、そこからはじめるしか道はない。福島に住む選択をした人、新天地を求めた人、遠い場所で震災に思いを巡らせた人―「音楽」「祭り」「放射能」「シャッター商店街」…震災後をめぐる6つの対話と、大友の自伝的初小説を含む、切なくも希望とノイズに満ちた対論集。
目次
1 救いとしての物語(大友良英×渡辺あや)
2 分断と忘却を意識化する(大友良英×開沼博)
3 世界のノイズに耳をすませて(大友良英×高橋源一郎)
4 往復書簡―2012.7.3‐8.25(大友良英←→もんじゅ君)
5 復興の時間―福島の未来のために考えておくべきことについて(猪飼周平)
6 福島が映しだす、わたしたちの現在と未来(大友良英×木村真三)
7 100年後の樹のために(大友良英×安齋伸也)
8 かけがえのない毎日(大友良英×安齋一壽+遠藤知絵+木下真理子)
9 もうひとつの未来(大友良英)
著者等紹介
大友良英[オオトモヨシヒデ]
音楽家、ギタリスト、ターンテーブル奏者。1959年横浜生まれ。十代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。ノイズやフィードバックを多用した大音量の作品から、ジャズやポップス、歌謡曲、音響の発生そのものに焦点をあてた作品までその幅は広く、この数年は美術の領域にまたがる作品も数多く手がけている。映画音楽家としても、数多くの作品を手がけ、中国香港映画からNHKのドラマまで、現時点で70作品を超えるサントラを制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tu-ta
葛井 基
ビーフハート
justdon'taskmewhatitwas
nbhd