出版社内容情報
絵本をたべたい!「子どもは好きな絵本を食べて、それが何らかの栄養になってるんだろうね」(スズキコージ)ということばのごとくに。たべることは同化すること、目や耳や匂いや触角。あらゆる感覚を駆使して相手をまるごと招き入れること。そして、「絵本」とは子どもための本でなく、子どもから読める本の謂い。だから、大人も含め誰もが、ときに全身をかけて――絵本の世界に入ろうとして、足を本に押しつけ、でも入れなくて泣き出したという子どもみたいに――絵本という存在にのめりこんでゆく。
内容説明
子どもはおいしい絵本を食べて育っていくんだよ。「夜」「森」「動物」などのテーマごとに絵本を紹介。
目次
第1章 夜
第2章 感覚
第3章 森
第4章 動物たち
第5章 変身
第6章 祝祭
第7章 ねむる
著者等紹介
寺村摩耶子[テラムラマヤコ]
1965年大阪生まれ。明治学院大学文学部フランス文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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