内容説明
レッキとした日本人、広田行一はなぜシロターノフになったのか?どこかが、あるいはすべてが常識からほんの少しだけ“逃げ出す”不思議な世界。イッセー尾形による“演技力ゆたかな”イラストを添えた全25篇。
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト
イッセー尾形[イッセーオガタ]
1952年、福岡県福岡市生まれ。俳優、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆりっぺ
3
ちょっと不思議で、温かく、楽しい短篇集。作品にピタリとくる挿画もいい。2011/08/21
あきこ
0
これは作者の作品のなかでは、らしくない一冊だった。文章の美しさ、のようなものは池内作品を感じたが、やっぱりいつもと違う印象だった。イッセー尾形のイラストも可愛くなくて面白い。私は花屋さんのと表題のシロターノフが好きだったな。らくだも良かったかも。大人の童話でした。2012/10/09
奥山 有為
0
池内紀は小説も書くんですね。そして、やはり名文。ブンガクを遊んでいらっしゃる本!もちろん、良い意味です。2011/09/15