内容説明
「もやもや」に出会った時、あなたはどうしますか?患者の思い、家族の思い、医療・ケアチームの思いが病院でぶつかり合って生まれる悩み、いわゆる「もやもや」。それを抱える医療者との臨床倫理コンサルテーションの実際を濃密な対話で表現し、臨床倫理の専門家が分析し解説します。
目次
第1章 臨床倫理コンサルテーションについて(当院における臨床倫理相談サービス(臨床倫理コンサルテーション)
当院における臨床倫理コンサルテーションの方法
ケースの構成)
第2章 臨床倫理コンサルテーションの実際(退院できる状態ではない患者の強い希望に寄り添えるか;意思を表明できない患者の過去のリビングウィルをどう扱うか;家族には病名を知らせないで、と言われたけれど…救命に関わる事態でどうする!?;DNARを希望する理由がみえにくい時、どうするか 両親による虐待の可能性;抑制をめぐり職種間で意見が分かれてしまったら!?;家族は意思疎通困難な患者への積極的治療を望むが、リスクがおおきくて…;患者の状態を悪化させ、医療者にも危険性がある家族とどう向き合うか;感染症などによる医療逼迫の可能性がある中、治療を拒否する患者にどう対応するか;異文化を背景にもつ、安楽死希望の患者にどう向き合うか;身寄りはなく意思表示もできない患者の人工透析の中止の判断はできるのか)
著者等紹介
竹下啓[タケシタケイ]
東海大学医学部基盤診療学系医療倫理学
堂囿俊彦[ドウゾノトシヒコ]
静岡大学大学院人文社会科学研究科
徳原真[トクハラマコト]
東海大学医学部専門診療学系緩和医療学
中山照雄[ナカヤマテルオ]
国立健康危機管理研究機構国立国際医療センター患者サポートセンター
山本圭一郎[ヤマモトケイイチロウ]
国立健康危機管理研究機構臨床研究センター臨床研究統括部
高島響子[タカシマキョウコ]
国立健康危機管理研究機構臨床研究センター臨床研究統括部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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