内容説明
数学オリンピック最年少金メダリスト記録を持つタオ教授による、誰でも楽しめる理想の数学教室。問題の把握とその戦略、そして美しい攻め方とは―。
目次
1 問題を解くための戦略
2 整数論における例
3 代数と解析における例
4 ユークリッド幾何学
5 解析幾何学
6 そのほかのさまざまな例
著者等紹介
タオ,テレンス[タオ,テレンス][Tao,Terence]
1975年オーストラリア、アデレイド生まれ。1987年、1988年、1989年と、数学オリンピックで銅メダル、銀メダル、そして金メダルを獲得。金メダリストの世界最年少記録を保持する。2000年以降は、ロスアンゼルス、カリフォルニア大学数学教授として現在に至る
寺嶋英志[テラシマヒデシ]
1941年生まれ。京都大学理学部卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。現在、日本エレルギー経済研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くらびす
7
数学には神秘を感じるか拒絶を感じるかので二つの反応があると思うが、自分は後者だという人に是非。2013/09/21
やーか
5
非常に楽しい本でした。あくまで発想法というだけで、内容自体はたかだか高校数学の基礎が分かれば読めるものです(数論関係が出て来ますが本著を読みながら十分に補完出来るレベルです)。とても楽しくてまた色んな発見があって読めば数学が好きになれるかと思います。こんな楽しい内容に出来るのはガチガチの数学者ではない15歳の時の著作だからでしょうね。しかしとてもその年齢で書けるとは思えない内容です。天才って怖い。2012/03/20
まし
4
初版は著者が15歳の頃、思考のプロセスがガチで書かれているから 自分にはちょっとレベルが高すぎた。 数学って課題の全体像を俯瞰的に見渡せて、 その中の一番の特徴点に如何に気づけるか、閃きの学問なんですね。 上っ面だけざっと読み通して雰囲気は感じられたので、 後わからない所を調べながらゆっくり読み直したい。2022/06/18
木村すらいむ
3
与えられた複雑な問題を、条件を弱めたり、特殊な場合を考えたり、具体例から予想したりして、シンプルな問題に定式化していく方法について学べた。「いかにして問題を解くか」より、読みやすくためになった。2012/07/05
EnJoeToh
3
初版は著者15歳の作という。2010/07/24
-
- 和書
- 禅のアンサンブル