ウラニウム戦争―核開発を競った科学者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 321,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791765263
  • NDC分類 559.7
  • Cコード C0040

内容説明

ウラン新発見は、神からの贈り物なのか、それとも悪魔の邪悪な誘惑なのか―。第二次世界大戦終結を目指し、壮大な情熱と戦略とで最先端知性が総動員されたウラン研究。その成果の応用をめぐり、政治権力者と激しく交錯する、アインシュタイン、ハイゼンベルク、ボーア、オッペンハイマーらの科学者たち。新たな歴史が作られる瞬間の、緊迫のドキュメント。

目次

閃光
物理学とウラン
原子核追求の道程
リーゼ・マイトナー
マイトナー‐ハーンの発見
エンリコ・フェルミ
ローマの実験
一九三八年の出来事
一九三八年のクリスマス
ハイゼンベルクの脅威〔ほか〕

著者等紹介

アクゼル,アミール・D.[アクゼル,アミールD.][Aczel,Amir D.]
UCLAバークリー校で数学を専攻。オレゴン大学で統計学の博士号を取得。ポピュラー・サイエンス分野を得意とする人気作家。「フェルマーの最終定理」を扱った『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』は世界的ベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

suica

1
科学者は自らの研究成果に一喜一憂するだけではなく、その研究が社会にどのような影響を及ぼすかよく考えるべき。すべての人間に占める科学者の割合は決して多くはないけど、専門知識を持つ者が発言することは大きな意味がある。2013/03/02

がんぞ

0
前世紀は「原子力の世紀」とも呼ばれる。天才シュレーディンガーは自殺した。1906年ボルツマンも62歳で自殺。オーストリアに生まれたヘレン・マイスナーはユダヤ人差別女性差別に悩みながらもハーンと人工放射能を開発した。独裁下で亡命の機会をうかがっていたエンリコ・フェルミはノーベル賞授賞式から米国コロンビア大学に直行しのちにマンハッタン計画の中核となった。核物理学が「ユダヤ人の学問」と排斥される中、なぜかハイゼンベルクはドイツにとどまり、戦後サボタージュで原爆開発を遅らせたと弁明したが著者は疑わしいとしている。2011/08/25

muko1610

0
★★★2010/09/08

koji

0
科学者の良心は、超絶なる探究心を超えられるか。ウランは人類にとっての福音か悪魔の囁きか。科学者の闘いを、丁寧に追います。2010/04/12

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