内容説明
大海に沈んだ「失われた大陸」の神話から、世界の大陸が一つになった「超大陸」の科学へ。アメリカ科学界で相手にされなかった「大陸移動説」が定説となり、超大陸が5億年ごとに出現と消滅を繰り返すことが明らかになるまでの経緯を克明にたどるとともに、生命さえ存在しなかった過去から、人類が消滅しているだろう未来まで、科学的想像力というタイムマシンに乗って旅する、壮大にして緻密な科学エンタテインメント。
目次
第1部 謎の中を動く(失われた世界;赤道の水;ムーの女王たち;ゴンド人の土地;青海の霹靂)
第2部 法則の存在(不思議の国;世界大戦;逆さ望遠鏡;母なる土地;誕生;エピローグ)
著者等紹介
ニールド,テッド[ニールド,テッド][Nield,Ted]
ロンドン在住のサイエンスライター。地質学で博士号取得。ロンドン地質学会発行の月刊誌『ジェオサイエンティスト』の編集人。英国サイエンスライター協会を主宰。国連が後援する国際地球年(2008年)の地球科学普及事業も担当している
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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in medio tutissimus ibis.
6
猿や岩石の不可思議な分布から始まり、プラトンやタミル神話そして神智学を巻き込み、大陸は浮沈するのか移動するのか又その仕組みは如何なるものかといった議論を経、今日広く受容されるに至った地動説について。正直『フューチャーイズワイルド』的なロマンあふれる読み物を期待していたのだけど(実際著者は番組作りにもかかわったようだ)、紆余曲折の科学史というのもまたスリリングで楽しめた。大陸というものはそもそも浮いているんだから沈まないものだなんて知らなかったそんなの……。2018/06/20
naoto
2
ムー大陸の話なんかが出てきて「?」な部分もあったけど、ちゃんとした地球史本だった。最後の方の、地球史まとめ的な感じのところがよかった。地質史だけでなく、生命史も併せて出てて、楽しめた。2015/07/28
cocolate
1
ウィンソンサイクル最高。2010/08/01
EnJoeToh
1
パンゲア以前。2008/10/19
まさる
0
微妙。だから何?という感じ。2014/03/09
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