内容説明
すべての科学が目指す究極の法則とは何か。それは人間の思い込みにすぎないのか。ギリシア哲学からニュートン、アインシュタイン、量子論、インフレーション宇宙論、最先端のスーパーストリング理論まで、科学の全歴史を通観し、現代宇宙論と素粒子物理学の根本問題へと誘う究極のポピュラー・サイエンス。
目次
1 プロローグ
2 過去
3 見えない世界
4 内側の宇宙と外側の宇宙
5 自然法則が数学的である理由
6 自然法則はあるのか
7 選択効果
著者等紹介
バロウ,ジョン・D.[バロウ,ジョンD.][Barrow,John D.]
ケンブリッジ大学教授。天文学者、数理物理学者
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
名古屋工業大学助教授を経て翻訳家
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感想・レビュー
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34
20
すべての節(100くらいある)の冒頭に掲げられている引用を読むだけでも楽しい。なかでもグルーチョ・マルクスの言葉は座右の銘にしたいとおもった。いわく「僕を会員として認めるようなクラブには入りたくないね」。コミカルだったりシニカルだったりする引用に挟まれて、先端科学のほとんどカフカ的にぶっ飛んだ話が出てくるとなんだか笑える。理系音痴にはつぎのようなことがあっさり言える解説者はありがたいものだ。「それにしても、カントから量子論への道は何と奇妙に直結しているものか」。バロウの名は覚えておこう。2017/03/20
河童
1
ほとんど私の理解の及ばない内容でした。撃沈。2014/04/29