内容説明
怠惰・羨望・高慢・邪淫などの悪徳に囚われた人類が、高度消費社会の誘惑の真っ只中で漂着する岸辺はいずこか―。刹那的な快楽に耽り、ナルシズムと露悪趣味に溺れる現代人の精神を根底から捉え返し、新しい人間像を提言する現代文明批判。
目次
第1部 七つの大罪(憤怒;怠惰;羨望;高慢; ほか)
第2部 新しい悪徳(消費文化;体制順応;慎みのなさ;性の氾濫;非社会性 ほか)
著者等紹介
ガリンベルティ,ウンベルト[ガリンベルティ,ウンベルト][Galimberti,Umberto]
現代イタリアを代表する知識人の一人。哲学者、精神分析学者。ヴェネツィア大学で、歴史哲学および一般心理学を教授
多木陽介[タキヨウスケ]
1962年生まれ。早稲田大学大学院文学研究博士課程中退。演出家。ミラノ在住
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