内容説明
小説家のこころに残る風景とは。古典と向き合い、多くの佳作を世に問うてきた著者が、典雅な筆致で綴る日々の想い。
目次
世界遺産への登録
岐れ道
平成九年春東慶寺
民間人の戦争
プロコフィエフのバレエ音楽と「聖週間」
半音の表情
「万葉秀歌」を読み返す
城南宮楽水苑
記憶と連想
作品の中の土地〔ほか〕
著者等紹介
竹西寛子[タケニシヒロコ]
1929年、広島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。『往還の記』で田村俊子賞、『鶴』で芸術選奨新人賞、『管絃祭』で女流文学賞、『兵隊宿』で川端康成文学賞、『山川登美子』で毎日芸術賞受賞。また作家、評論家の業績により日本芸術院賞受賞
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