内容説明
ユングは自らを心の探検家にして地図製作者とみなしていた。心こそ彼が探検した未知の領域であり、その理論は人々を誘う地図である。ユングの著作を丹念にたどり、その理論の根底にある深いヴィジョンの統一性を明かす格好の入門書。
目次
第1章 表層―自我意識
第2章 内なる人々―コンプレックス
第3章 心的エネルギー―リビドー理論
第4章 心の境域―本能、元型、集合的無意識
第5章 他者との関係において示されたものと隠されたもの―ペルソナと影
第6章 深い内界への道―アニマとアニムス
第7章 心の超越的中心と全体性―自己
第8章 自己の出現―個体化
第9章 時と永遠について―共時性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
75
大学の心理学で使いそう。受験中に古本屋で買った本。2019/09/26
メイ
4
読書をするにあたって、フロイトやユングの名は結構頻出する。なので、少しでも読書を楽しむことができたらと購入。本書は入門編ということで、易しく書かれているということだけれど、完全な初心者な私には結構わからないことが多かった。自我意識、コンプレックス、ペルソナ、アニマ、アニムスetc新出単語多し。一番理解できたのはペルソナ(社会適応の為の仮面)。まだ勉強不足だけど、人の深層部分を学び、勉強することは楽しい。それは自分にも当てはまることなので、知らない自分と邂逅できるかもしれないからだ。2011/12/17
gagayuta1990
2
ユングの世界観をフロイトと対比しながら展開していく。スピリチアルな思想だけではなく、経験や科学的な観点にもとづき探求を続けていたユングの魅力が大いに理解出来る本であった。2013/01/23