内容説明
ポストコロニアル文学が世界を新たに読み換える―。帝国主義という政治的一極集中と「言語」の衣をまとった権力による文化の一元化を、西洋の形而上学はいかに可能としたのか。近現代を屈強に構築してきた論理を解体する可能態としてのポストコロニアル文学。その歴史から理論までを縦横に検証する待望の邦訳。
目次
第1章 場を切り開く―ポストコロニアル文学の批評モデル
第2章 言語の新たな位置づけ―ポストコロニアル文学におけるテクストの戦略
第3章 テクストの新たな位置づけ―ポストコロニアル文学の解放
第4章 十字路に立つ理論―土着的な理論とポストコロニアル批評
第5章 理論の新たな位置づけ―ポストコロニアル文学と文学理論
結語 英語よりも「英語」を
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