内容説明
20世紀最大の作曲家ストラヴィンスキーの後半生に出会い、愛弟子として創作活動に深く関わり、ストラヴィンスキー作品の名指揮者としても名高い著者による、マエストロとともに過ごした日々の記録。アフリカ旅行に出かけた1962年から、1971年の作曲家の死を経て、ストラヴィンスキーの愛妻ヴェラを看取る1982年まで。
目次
1962年―ケネディと会見/アフリカ・イスラエル・ソ連旅行
1963年―ストラヴィンスキー最後の大旅行/ハクスリーの死
1964年―ケネディ追憶/男爵夫人の家
1965年―ミショーとジャコメッティ/スイス・ポーランド旅行
1966年―記録映画のストラヴィンスキー/作曲家としての終焉
1967年―冷淡なアメリカの都市/ストラヴィンスキーの入院
1968年―小康を保つストラヴィンスキー
1969年―ストラヴィンスキー夫妻と子供たちの裏切り
1970年―病状の悪化したストラヴィンスキーとスイス療養
1971年―ストラヴィンスキーの死と埋葬
後奏曲1971年―1982年