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内容説明
偉大なる魔法使いマーリン、禁断の愛をつらぬく騎士ランスロット、可憐な妖精ヴィヴィアーヌ、そして勇壮無比のアーサー王などが躍動するケルトの森。豊饒な「物語」を胚胎してヨーロッパ文化の基層に横たわるケルトの精神の源泉を求め、時空を越えて旅する馥郁たる文学紀行。
目次
第1章 パンポンの森―ブロセリアンドの森をたずねる
第2章 アルモリカのケルト―森の人マーリンの登場
第3章 「バラントンの泉」をめぐる三つの物語
第4章 アーサー王物語とブルターニュ
第5章 「帰らずの谷」にて―ランスロとグニエーヴルの宿命の恋
第6章 トレオラントゥの神秘―「聖杯の探索」とは何か