内容説明
19世紀―フランス初の大衆情報紙が創刊され、華々しくメディアの時代が幕を開ける。トピックス、モード、連載小説…。トレンドや人気作家らを牛耳るメディアの市場の誕生をとおしてジャーナリズムの側から文学や風俗の流れをとらえなおす、西欧文化史への全く新しい視座。
目次
第1章 トピックスの発明
第2章 メディアの市場
第3章 名の物語
第4章 市場の中の芸術家
第5章 文の興行師たち
第6章 「言説市場」繁盛記
第7章 都市の物語 物語の都市
第8章 モードあるいは〈真実〉の漸新的横滑り
第9章 モードの専制
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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2
大衆、新しさ、市場性重視のジャーナリズムと、「高尚」、「脱市場」のロマン主義文学が実はいずれも、いかがわしい無名者が成り上がって名をなす手段として根の部分で類似の様相を呈しているということを、主にエミール・ジラルダンによる大衆紙「プレス」の連載と同時代のロマン主義作家たちの対比によって論じたもの。 ロマン主義作家たちが、高尚だけれども抽象的な「名」と、勃興したメディア市場の中の大衆的だが金銭と生活にに直結する「名」の間のバランスをとりながら綱渡りしていたのだという指摘に納得。2024/08/11
ココア
1
1830年代のパリから生まれた商業小説の『軽薄さ』からモードファッションへの考察を行っている本だと思われる。ベンヤミンの『パサージュ論』をさらりと引用しているが、説明なしに独自の見解で使うのはいかがなものかと思ったりなんなりでした。なかなか面白い本でしたが、ナウいって表現が多用されているのがせつないですね。時代はいつですか。だいぶ前か。なら仕方がない2010/01/15
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