内容説明
〈快楽〉だけで殺人に走れる人類は、破壊された本能の持ち主なのか。テロリズムからセックス殺人まで、残虐行為の背後にひそむ〈人間〉存在の深層を抉る。
目次
第1部 大量殺人の時代(性犯罪の出現;反乱;マフィア;政治暴力;犯罪の爆発;現実感覚)
第2部 人間の暴力の心理学(暴力の隠れたパターン;激発人間;自己破壊の心理学;人間の進化;意識の功罪)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.deep
1
久しぶりに読み切るのに多大な苦痛と労力を払った 一冊。何がきついって内容自体時々そこそこ面白いんで途中で投げ出せないこと。うん難儀だ2018/08/05
Gen Kato
1
再読。「犯罪とは本質的には手っ取り早い方法を探る試みである」「弱い人間、すなわち抑止という努力をほとんどしない人間は、常に軽度の不満状態で人生を送ることになる」……つまり、こういう手合いがすぐに他人を怒鳴りつけたり子供や犬猫を虐待したりするのか。犯罪者予備軍は世間にあふれている。古代から連綿と。2016/05/11