感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
20
人間本性は先天的。運命は後天的。不安が運命でキルケゴールが本性の概念に取って変えようとしている(國分先生49頁上段)。確かにわたくしも祖父の隔世遺伝の人格は先天的。しかし、進路選択は自己責任だな。不安は危ない綱渡りを承知で選んだのでやむなし。共同体の倫理や道徳は公私区別の一方、情報公開や共有を要求する(宮﨑裕助先生57頁上段)。Facebookのシェアとか。キルケゴールの議論は神という他者と私の関係で、私の応答責任を無化するもの。難しい。 2014/03/05
madofrapunzel
3
★★★★★ とりあえず追加!2014/04/30
SHIGEO HAYASHI
3
デリダ、ドゥルーズ、ド・マン、ジャン=リュック・ナンシー、ハイデガーなどの現代思想からキルケゴールを照らし出した諸論文で構成された特集。一部(あえて言いませんが)を除いて興味深く読んだ。キルケゴール入門には向かないけれど、現代思想にどんな関係と影響があるのかを知りたい人には面白く読めそう。2014/02/15
Ex libris 毒餃子
3
キルケゴール特集なんて珍しいと思ったら去年は生誕200周年記念だったそうで。キルケゴールに関する書物は専門書くらいしかないので色々なキルケゴール解釈を見聞できて良かった。また、キルケゴールのインパクトを確認できたのも良かった。ブックガイドにあった本を少し読んで見たくなった。2014/02/15
レコバ
1
いわゆるキルケゴール入門では無かったようだ。偉人の学位論文や学生時代のノートは貴重な学術的資料だとは思うが、どうも複雑な気持ちになる。2014/02/16