出版社内容情報
お喋り、呟き、ぼやき、内言――日々の生活で生まれ続ける言葉たち、その言ったこと言わなかったこと、聞こえたこと聞こえなかったことも全てひっくるめてメロディーにのせて歌い上げ、柴田聡子は何を伝えようとしているのか。『しばたさとこ島』(2012)から『ぼちぼち銀河』(2022)までの10年間を経て、2年ぶりの新アルバム『Your Favorite Things』がやってくる。柔軟なグルーヴをふんだんに含む歌声、思いがけない発見に満ち満ちた言葉とサウンドの魅力を辿り、広がり続ける柴田聡子ワールドを一望する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
13
CD4枚しかまだ持ってないのですが。一作毎にサウンドは脱皮してるし、詩人なのですね。ジャケ写が、皆別人かと思うくらい違うし、その全てが仮面ではなく、その時の自分を表してる、ジョンやディランみたい。人脈が山本精一やくるり等、アンケートで答えてるのが、羊文学(全員)、空気公団(山崎ゆかり)、スカート、大森靖子等わたしの追っかけてる人ばかり!曲では、『ぼくめつ』の「オリンピックなんて無くなっちゃえば良いのに」や『結婚しました』の「ちばてつや」そして、前作の『雑感』などツボにハマりまくり!正しく「ユリイカ」向き。2024/03/10
かれーらいす
2
柴田さんご自身が理解していない(本当は理解している)事を明細に解説されている事と本人談を照らし合わせて、そこのすれ違いがここちよかったです2024/03/18