ユリイカ 〈第47巻第13号〉 - 詩と批評 特集:男の娘

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ユリイカ 〈第47巻第13号〉 - 詩と批評 特集:男の娘

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  • サイズ キク判/ページ数 229p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784791702947
  • NDC分類 905
  • Cコード C9490

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ybhkr

5
以前、男性ライターがいろいろなタイプの男の娘を取材してひとりひとりにかなりのページを割いて執筆した本を読んだが、それは男の娘のネガティブな部分、タイプによって違うけれど、ウツやホルモン、性自認とまわりとの落差での苦しみなど、ひとりの女装をしている人間としての生きにくさにスポットを当てている内容だった。そのせいか、女性の執筆陣や対談者の部分で、あくまでも文化のひとつとして語られる男の娘論に若干の違和感を覚えた。ユリイカという雑誌の性格上、そういうものなのかもな。阿久津慎太郎にはびっくりした。すごいな、おい!2015/12/10

Yasomi Mori

3
「男の娘」は新たなセクシュアリティの可能性を切り拓く存在であるかに見えて、そのじつ旧来的な異性愛規範に強く規定されている、というのが多くの論者に共通する主張。“神への接近としての女装”という観点から、多神教文化の日本が古来より女装に寛容だった事実を眺める三橋順子氏や、「男の娘」は増殖恐怖・ルサンチマン・消費社会という3種のミソジニーを背景に《家父長制に抑圧され不全感に苛まれる異性愛男性が、女なしで同性愛禁忌に抵触することなく男同士の連帯を確保するために発明した欲望装置》だとする水野麗氏の論がとくに面白い。2016/01/14

c

2
これは面白かったな。ユリイカの特集といえば、昼飯時の女子高生の如き躁的な自分語りの文章ばかりが並ぶイメージだが、今回は外れが少ない。どれも興味深く読めた。対談やインタビューすら、BLや百合特集のときにはない抑制が働いているように思えるのは、「男の娘」がセンシティヴなテーマである証拠だろうか。俺の自分語りをすると、「セーラームーン」で百合に目覚めなかったのと同様、「らんま1/2」でも特にトランスジェンダー的な欲望を刺激されたことはない。女らんまのような、所謂トランジスタグラマーが好みではないせいもあるが。2015/10/15

へんかんへん

2
男ならズボン女ならスカート新しいデザイン模索すればいいと思う2015/09/20

ちゅるふ

2
この文体で「クトゥルー神話」とかやってくれないかな?2015/09/01

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