感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっちー
21
発行は10年前、アニメ版の「精霊の守り人」が放送された頃。上橋さんが描く人間も彼らが暮らす世界も大好き。いろいろな切り口で守り人シリーズを分析していて読み応えがあった。萩原さんとの対談で、私が物語に求めていたけど言語化できずにいた気持ちがすっきり分かった。また、榎本秋さんの考察で私の好きなのザクザク出てきて更に納得。私はこういう「におい」に惹かれるんだよな。2017/05/07
はじめさん
12
2016/522 高松市精霊の守り人読書会の副読本として。なんとなくユリイカは語るほどでもない大衆作品を格式ばって取り上げるようで嫌っていたが、案外面白いね。/ 勾玉三部作の著者である萩原規子と上橋菜穂子の初対面とは思えない息のあった鼎談が興味深かった。ふたりとも同じような顔立ちで、国産ファンタジーを代表する女史。個人的には小野主上を加えた3人がビッグ3だと思っています。世界3大ファンタジー(ゲド・ナルニア・指輪)になるとビック3が男性作家になるのが、アマテラス(女神)をいただく日本国民的で面白いですね。2016/05/22
海(カイ)
10
上橋菜穂子さんと荻原規子さんの対談が楽しく読めました。お二人ともたくさんの本を読んでおられて、ちゃんと覚えているところが凄いな、と感じました。2017/01/25
よはて
5
読んで良かった!な点をメモと感想。上橋さんと荻原規子さんの対談。どちらも好きな作家さんなので嬉しい。守人外伝『ラフラ』。賭博師という存在の悲しさが胸にきました。『ナユグにみちくさ』4P漫画。絵が可愛いくて少し感動します。守人アニメの監督、神山健治さんが語る守人シリーズの話。ロジックを大切にするだけあって原作に対する突っ込みが面白かった!白井弓子さんの『バルサとタンダ』6P漫画。最終巻のこのシーンを切り取って漫画にしてくれるなんて…!!泣きそうになりました。2010/01/19
てんてん(^^)/
5
上橋菜穂子作品をこれから読む人というよりは(ネタバレ満載だし)、一通り読んでしまった人にお勧めの評論集。夢中になって読んだ作品を振り返り、それが何だったのか改めて考えるには最適の本。守り人の外伝も収録されている。2009/03/17
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