出版社内容情報
〈イチから知りたい！〉シリーズ第６弾、今度は『聖書』！“人類史上最大のベストセラー” 「聖書」をオールカラーでひもとく！旧約聖書から新約聖書まで、教えや登場人物がイラスト図解でよくわかる！豊富なエピソードやキーワード解説で、「もっと知りたい！」にも応えます！
内容説明
身につく教養。天地創造から最後の審判まで、聖書の世界がスッキリわかる！
目次
聖書を読む前に
旧約聖書（神による世界の誕生と族長物語；約束の地を目指す民の旅；民を導いた英雄たちの戦い；大国に翻弄された王国の興亡；現代に通じる人生の教訓書・知恵文学）
新約聖書（荘厳なる伝説に彩られた救世主の誕生；弱き者に手を差し伸べたイエスの伝道活動；民の価値観を覆したイエスの教え；贖罪の使命を果たしたイエスの受難；師の教えを世界に広めた弟子たちの時代）
著者等紹介
大島力［オオシマチカラ］
１９５３年生まれ。東北大学文学部史学科卒、東京神学大学大学院博士課程後期修了、神学博士。現在、青山学院大学教授。専門は旧約聖書学。日本基督教団石神井教会担任教師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kana
31
ずっと知りたかった旧約聖書と新約聖書の世界を一望できて大満足。意外と文字は小さくぎっしりで読むの大変そうに思いましたが、豊富な図版と物語としての面白さに魅了されて途中から一気読み。特に旧約聖書はユダヤの部族のマジックリアリズム的な受難と奇跡の展開に驚きの連続でした。詳しい理解にはまだ遠く及ばないながらも敵認定した人たちへの無慈悲な殺戮に見る選民思想の残酷さや預言者すら罪を犯し、償わされる「原罪」的な感覚や紀元前後に生き抜く困難さ故の救いを求める人々の切実さなど、通して読むからこその気付きは多くありました。2021/05/23
たんたんx
18
旧約聖書の部分のみ読了。「アダムからヤコブにいたる系図」や「ヤコブからイエスにいたる系図」、また偽典に関する解説は聖書初読者の自分にとってはありがたかった。何と言っても、各時代ごとの地図を豊富に掲載してくれているのが、本書の最大の長所だと思う。2017/06/05
クサバナリスト
11
入門書としてカラーで分かりやすかった。2016/03/19
またの名
10
本当にイチから全体を要約している見事にレジュメをやっている本。いくつか読んだ聖書入門を謳ってる本はどれも学術的な観点や細かい後世への影響史を述べてはいながら、肝心のどんな話が書かれているのかはネタバレ回避するように説明されていなかったのに対し、こちらは原典が不要なほど全部解説。時代背景もしっかり押さえてから各エピソードをイラスト付きの短縮版でお送りしていて、名台詞とか思想的議論の詳細を除けば聖書自体を読まなくても粗筋が分かる。というか読んでも固有名詞や地名のオンパレードで全容を見通し難いので、要約は必要。2019/08/07
澄
8
【立読】旧約、新約それぞれを完結に紹介している入門編。2016/01/17
