出版社内容情報
「生物の世界は思いがけない不思議に満ち溢れている。それに気がつくのは、いたずら好きな疑いの心と常識外れの実験のデザインだ。それを実践した科学者たちの挑戦を絶妙なノリで解説した。動物学のおもろい世界観が満載。」――山極壽一氏(京都大学前総長)推薦!
見過ごしてしまいがちな日常のできごとと地続きのふしぎを、最新の心理学や行動学などの研究を紹介しながら読み解いていく、『モアイの白目』『飛ばないトカゲ』に続くオモシロ科学エッセー第3弾。
目次
2021(丸い目・細い目;目の大きさと環境;目を見張る ほか)
2022(日々移動するフジツボ;鳥類の瞳孔は逆;指パッチンとシャコパンチ ほか)
2023(魚を喰らう日々;左は小、右は大;気のせいです ほか)
著者等紹介
小林洋美[コバヤシヒロミ]
九州大学大学院人間環境学研究院学術協力研究員。専門:比較行動学・発達心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
75
面白い研究論文をもとに書かれた科学エッセイ。とり・みきさんのイラスト表紙に惹かれて読了。2021~2023年まで。3巻目らしい▽瞳孔を自在に動かせる人すごい。2021年の「ファラオの黄金の行進」が見た過ぎて動画検索してしまった、見た、荘厳すごかった。蛹からでたミバエの目が延びる写真が衝撃的だった。青鼻のハリモグラ。アイマスクは愛用して1年近くなるが、これからも使おうと心に決めた▽「自分が見つけたと思っても、大概すでに誰かが見つけてるのが科学の侮れないところだよなあ…」だよなあ。2024.4刊2024/09/26