内容説明
食う‐食われる、エネルギー収支、どうやって子孫を残すか…サルたちはさまざまな生物的・非生物的環境とどのように関わりながら暮らしているのだろうか。どんな複雑な社会も自然環境と無縁ではない。“社会”から“生態”へ―サル学の新たな展開。
目次
序章 霊長類の野外研究で、いま何が問題になっているか
第1部 熱帯林と群集―同じ場所でどう共存し、暮らしをなりたたせているか
第2部 環境をどう利用しながら生きているか
第3部 どうやって子孫を残すか
第4部 何が多様な社会を生み出したか
第5部 日本のサル学―温故知新