文春文庫
思い立ったが吉原―ものぐさ次郎酔狂日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167827021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

遊び人・ものぐさ次郎こと、きまじめな隠密・三枝恭次郎は、岡場所で媚薬の密売者たちと立ち回りを演じた。それを見ていた腰元風の女に声をかけられ、御高祖頭巾の女と一夜を共にするはめに。調べてみると、謎の姫君が夜な夜な男漁りを繰り返し、相手になった男の多くが殺されていた!女たちの業が渦巻く事件に迫る恭次郎。

著者等紹介

祐光正[スケミツタダシ]
1959年、東京都生まれ。都立工芸高校デザイン科を卒業。CFプロダクション勤務を経て、別名で漫画家として活躍。2005年、「浅草色つき不良少年団」で第44回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanlay

6
シリーズ2作目。前回はわりとコメディっぽいところがあったけど、今回は遊び人風情も板について?きたのか、仕事をしている感じ。少なかったけど、恭次郎が記したとされる日記が面白い。2018/10/23

nyaboko

2
隠密となるために無理やり遊び人にされた旗本の次男坊。今回はとある薬にまつわる犯罪を追う話。あれよあれよと話が展開したあげくの結末には、ポカンとさせられると同時に、なんだか悲しい気がした。読後感は、帰雲の言う「食あたり」が一番しっくりくる。表紙の華やかで楽しそうな雰囲気にフラッと読むと、とんだだまし討ちに合うので、読む際にはご注意を。2012/10/10

2
『吉原』とついていれとりあえず読んでしまうw 花魁ものとしては正直そうでもなかったけど、この時代の閉塞感が現代ととてもよく似ていることが面白かった。『近ごろの世間は余裕がなく、個人に対して攻撃的に過ぎて、人々の自信を失わせる以上に、もっと深い部分で自尊心を傷つけ、存在を否定している。』2012/04/08

家守

1
ちょっと隠密っぽい話が出てきた。吉原や、岡場所に居た遊女や芸者の特徴がしっかり描かれていて面白い。だが、やはり遊女の運命は切ないものだ。2013/09/16

ほんまた

0
コメディ系かと思って読み始めたら全然違った。 今は自由に生きれる時代だ。2017/09/27

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