内容説明
ギャンブル障害は、勝ったときの快感が忘れられずに、度を越してギャンブルを繰り返してしまう精神疾患の一種です。本書は、ギャンブル障害を克服するための認知行動療法のやり方を分かりやすく解説したワークブックです。自分ひとりでも実践できますが、治療者と一緒に行うこともできます。本書を読み終えるころ、あなたはギャンブルから完全に脱却するか、少なくともそのための道筋と希望が見えていることでしょう。
目次
第1章 導入
第2章 治療前の評価
第3章 セッション1
第4章 セッション2&3
第5章 セッション4
第6章 セッション5~7
第7章 セッション8~10
第8章 セッション11&12
第9章 治療後の評価
第10章 フォローアップによる評価
著者等紹介
Ladouceur,Robert[LADOUCEUR,ROBERT] [Ladouceur,Robert]
カナダのケベック州のLaval大学の心理学のfull教授であり、ケベック州プロヴィンスの認定臨床心理士である。ギャンブルに関する別々の問題(疫学、予防、治療、ギャンブル行動の基礎的側面)について働いている20人の研究者および臨床家のグループであるthe Centre d’excellence pour la prevention et Ie traitement du jeuのディレクターである。ギャンブルに関する150の論文を上梓している
Lachance,Stella[LACHANCE,STELLA] [Lachance,Stella]
1996年からLaval大学のthe Center of Excellence for the Prevention and Treatment of Problem Gamblingで働いている心理士である。臨床研究家として、ギャンブル障害の治療の開発と普及に拡張的に関わり、多くのギャンブル障害患者に何年も治療を提供してきた。加えて、ギャンブル障害患者のためにステップバイステップ治療ガイドを開発した
椎名明大[シイナアキヒロ]
千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部講師。2000年千葉大学医学部卒業。精神科医。平成26年9月より1年間英国キングスカレッジロンドンに留学。専門は司法精神医学、認知行動療法など
長谷川直[ハセガワタダシ]
千葉大学医学部附属病院精神神経科助教。2003年金沢大学医学部卒業。精神科医。専門は認知行動療法、リエゾン・コンサルテーション精神医学など
伊豫雅臣[イヨマサオミ]
千葉大学大学院医学研究院精神医学教授。1984年千葉大学医学部卒業。精神科医。専門は臨床精神薬理、認知行動療法、疼痛性障害、薬物依存など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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