内容説明
強迫性障害という病気をもつ夫アシカとの日常を、妻こぶたさんが描いた痛快コミックエッセイ!
目次
第1章 OCDって、どんな日々?(加害不安―強迫行為のはじまり;不潔恐怖―手洗い・入浴 ほか)
第2章 情報にたどりつけない!―治療に到るまでの道のり(二人の出会い;アシカの行動 ほか)
第3章 治療する日々(クリニックに通う;薬を飲んでみて ほか)
第4章 やってみてよかったこと10項目
著者等紹介
しらみずさだこ[シラミズサダコ]
1975年島根県出雲市生まれ。『週刊そーなんだ!歴史編』(デアゴスティーニ)などで学習漫画を作画。『ゆるり』(千葉市勤労福祉サービスセンター)などでお散歩マップを作画。書籍・素材集、行政関連の広報誌、ソーシャルゲームなどでイラストやデザインを制作
佐々毅[サッサタケシ]
新検見川メンタルクリニック院長。精神科医、精神保健指定医、精神科臨床研修指導医、日本体育協会公認スポーツドクター。1992年東京医科歯科大学卒業。同大精神神経医学教室に入局。同附属病院神経精神科で精神科研修、日本医科大学高度救急救命センターで救急医学研修の後、医療法人静和会浅井病院にて精神科医長、外来部長、精神科部長を経て、2006年10月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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YAKO
24
いきなりすみません💦 黒板に爪でキキーッていう不快音から逃れたい感覚に似ている不安の感覚、こんな感覚から逃れたくて強迫行為をするという、、、少し知ることができました。2019/04/22
くさてる
10
あらゆるものが不潔に思えて綺麗にしないと気が済まない、間違いや過ちをしてしまったのではと不安に襲われ、何度も確認してしまう、そんな行為全てが馬鹿げていると分かっているのに止められない病気。強迫性障害を患った夫とその生活と治療を妻の視点から描いたエッセイコミック。強迫性障害のリアルな苦しさが良く伝わってくる内容だけど、絵がコミカルなのと作者の個性のおかげか、暗い気分にはならずに読めました。この病の深刻さと病院につながり薬による治療を受けることの大切さが分かる本です。2015/12/23
こばまゆ
7
強迫性障害の体験コミック。強迫症が、どんなに不安が強くて、きついものかがわかる。主人公は周りに勧められてもメンタルクリニックや薬の治療を不安に思い、治療せず暗闇に迷い込む様子は四方八方塞がりになり夫婦でどんづまり。妻も、ついに夫のことは諦め離れて暮らさないと自分もやられると思うまでいくが、少し強引にでも他者が介入して(母)、クリニックにつながり薬物治療が始まり症状が緩和されていく様子がよくわかる。精神疾患の薬は副作用もあり嫌がる人も多いが、薬の加減や種類を調整をしつつ治療するのが有効だと私は思う2015/12/01
たらこ
4
当事者本。2016/01/18
うさっぴ
3
OCDって大変そう。アシカと結婚して、ずっと支えてきたこぶたさんがすごい。2015/12/26